UBEのキャリア

Career

楽しむ心はいつの日も同じ。仕事の喜びを噛みしめていたい。

INITIAL :

A.Y.

JOINED YEAR :

1997年 入社

DEPARTMENT :

化学カンパニー 宇部ケミカル工場
製薬グループ

EDUCATION :

高等学校 化学系 卒

キャリアステップ

Step 1

入社1年目(1997年4月〜)

先輩の背中に食らい付く日々。あるとき感じた小さな手ごたえ。

入社理由と当時の仕事内容を教えて

学生時代に専攻していた化学の知識を生かした仕事がしたいと考えていました。その中でUBEの高い技術力を知り、入社を決めました。入社後は医薬品工場に配属され、医薬品の原体・中間体の製造に携わる現場オペレーターとして仕事に従事しました。当時は、とにかく先輩の背中に付いて回り、メモを取り、あらゆる業務の風景を目に焼き付ける日々でした。やがて一人で任される作業が徐々に増えていき、仕事の面白さを感じるようになりましたね。

印象に残っているエピソードは?

初めて一人で工場のパトロールを任されたときのことです。通路からは目立たない部分の配管に液漏れが生じているのを発見しました。慌てて先輩に報告し、修繕を行い、幸いなことに大事には至りませんでした。ただ、そのとき私が見落としていたら、もしかすると工場全体の生産に影響がおよんだかもしれません。製造現場における、パトロール業務の重要性を肌で感じた出来事でした。

Step 2

入社11年目(2007年4月〜)

副主任

幅広い業務を経験し、知識を深めた。

当時の仕事内容を教えて

常昼勤務のスタッフとして、製造タイムスケジュールの管理をはじめ、原料管理、資料作成、査察対応、定期検査の工事対応など、さまざまな業務を担当しました。交替勤務のときとは異なり、幅広い業務を担当することで、医薬品工場全体の知識を深めることができました。また、他部署とのやりとりが増えたため、今まで以上にコミュニケーション能力が必要となりました。この頃をきっかけとして、自分の能力のさらなる向上が実現できたと思います。

印象に残っているエピソードは?

副主任となって、初めて新規製品の試運転に携わったときです。工場のある設備で不具合が起こりました。しかし、当時の上司、現場の運転員、開発部門の関係者など、皆で協力して問題を解決していき、無事に製品をつくり上げました。多くの仲間と一つの目標をともにして、汗を流し、そして努力が実る。そこには大きな達成感があり、この仕事に従事してよかったと思えた瞬間でした。今ではその製品が当工場の主力製品となっています。

Step 3

入社15年目(2011年6月〜現在)

主任

誰からも模範にされる存在として。

現場を管理する立場になってからの心境の変化は?

主任という立場は、皆の模範となる存在です。自分自身がしっかりとした行動を取らなければならないと考えるようになりましたね。同時に指示を出す立場でもあるので、認識の不一致が起きないように分かりやすい指示を出すことを意識しています。そのために大切にしているのは職場内でのきめ細かなコミュニケーションです。良い仕事をするためには、良い人間関係を築くことが重要だと思っています。自分の指示で安定した生産、または設備・工程改善が実現し、大きな業務効率や収益の改善につながったときにやりがいを感じますね。

これからの目標は?

職場の中心的存在となって、工場の安全と安定生産を維持し、「現場力」を高めていきたいです。そして何より、これからも仕事を心から楽しみたいです。私自身、新入社員の頃と今では、業務内容こそ異なりますが、「もっと成長したい」と思う気持ちは変わっていません。現在後輩の育成にも力を入れていますが、そういった好奇心を芽生えさせられるような教育をしたいと思っています。余談ではありますが、プライベートでは二人の娘の父親をしています。妻と家事を分担し、子どもの成長を見守りながら、ワークライフバランスを率先してとっていきたいですね。

“チャレンジ”を続け、事業の成長に貢献したい。

INITIAL :

G.Y.

JOINED YEAR :

2010年 入社

DEPARTMENT :

機能品事業部 ポリイミド・機能品開発部
ガス分離膜グループ

EDUCATION :

高等専門学校 機械系 卒

キャリアステップ

Step 1

入社1年目(2010年4月〜)

機械系エンジニアが活躍できるフィールドがある。

入社を決めた理由は?

私は生まれも育ちも宇部市です。地元で最も規模の大きい会社であるUBEには幼い頃から馴染みがありましたが、就職先としては「化学の会社」というイメージが強く、高等専門学校で機械系を学ぶ自分とは無縁の会社だと思っていました。しかしUBEと関わりのある友人や家族から事業や業務に関するお話を聞く中で、だんだんと興味が湧きました。決め手となったのは、UBEには研究開発やプラントの設計および建設など機械系エンジニアが活躍できるフィールドがたくさんあること。キャリアや働くイメージを持つことができ、入社を決めました。

当時の仕事内容を教えて

UBEの主力製品であるポリイミドフィルム。その開発における生産性の向上や品質改善を目的とした要素技術の開発業務に取り組みました。具体的には最適な治具や設備の考案に励み、それらの設計からパイロット工場での試作・改善までを担いました。入社当初は知識・経験がなく大変な場面も多かったですが、試行錯誤しながら取り組む中で少しずつ手ごたえを掴んでいきました。生産工場で自分が設計した治具を目の当たりにしたとき、そして、その治具によって製品の品質改善に貢献できたときの達成感は今でも忘れられません。

Step 2

入社9年目(2018年6月〜)

部門の垣根を越えて、幅広い知識を身につけたい。

印象に残っているエピソードは?

入社9年目から、分離膜の開発に携わりました。分離膜は混合ガスの中から特定のガスを取り出したり、空気中の成分を取り除いたりする製品です。中でも製品の樹脂部分を従来にない手法で成形する技術の開発に取り組んだことが印象的です。はじめは想定外の不具合が多く、失敗の連続でした。それでも先輩や現場作業員の方々にサポートしてもらいながら、諦めずにチャレンジを続け、何とか技術を確立させることができました。チームワークの大切さを実感した出来事です。

総合職へのコース転換を意識した理由は?

新規製品の登録業務に携わったことがきっかけです。これまでは基幹職として局所的な部分で専門知識を発揮し、業務を遂行しました。しかし新規製品の登録業務に携わったことで、自身の能力をより広い範囲で発揮させ、もっと事業に貢献したいと考えるように。今まで習得してきた技術要素だけでなく、事業課題に対して円滑に業務を遂行させるためのマネジメント能力や、他部門まで含む包括的な知識・経験を積みたいと思い、総合職へのコース転換にチャレンジしました。

Step 3

入社11年目(2020年10月〜現在)

総合職に転換

責任の分だけ、やりがいも大きくなった。

総合職になってからの業務の変化は?

現在は製品試作におけるプロセスの管理や、営業部門と直接やり取りしながらお客様の求める基準を満たす新規製品の性能試算など、技術的な支援を行っています。基幹職時代は与えられた業務を遂行すべく専門的な技術・知識を高めようと努めました。コース転換後は事業内関係部門への支援業務を担当する機会が多くなったため、業務の幅が広がりました。その中で学んだことは、さまざまな関係者と連携しながら、事業全体を見据えて業務を遂行していく重要性です。基幹職に比べて責任のある立場になりましたが、その分やりがいも大きくなりました。

これからの目標は?

現在携わっている分離膜事業を、世界に誇れる事業に成長させる一助となりたいです。UBEの分離膜はさまざまな気体分離が可能であり、世界市場と比較しても引けを取らない技術を持っています。一方で今後一層の技術向上が求められる分野もあり、今まさに重要課題として取り組んでいる最中です。これまで多くの先輩方が挑んできた重要課題の解決は簡単ではありません。基幹職として身につけた専門的知識や経験を生かしながら、さまざまな業務にチャレンジし、課題解決に向けた企画・提案ができる人材に成長したいと思っています。