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「研究」を極めるために。 自分ならではの道をゆく

Career
研究

Initial
R.T.
Department
研究開発本部 宇部研究所
機能材料研究グループ
Joined year
2003年 入社
Major
工学系研究科 化学生命工学専攻(博士) 修了
5 年目

研究開発本部 有機機能材料研究所
ポリイミドグループ

失敗を糧に

入社後およそ5年間、フレキシブル回路基板向けソルダーレジスト(電子回路基板の絶縁保護膜)の開発に携わりました。順調に量産化の検討が進み、専用の製造ラインの建設にも参画しました。そんな中、強く心に残っているのが当時の営業リーダーの言葉です。「今回の設備投資は君自身への投資でもある。しっかり学んでほしい」と。プロジェクトの責任の大きさに不安を感じていた私は、その言葉は大きな支えとなりました。

しかし、最終的にお客様からの採用が得られず、開発は中断。事業部トップへの説明の場では叱責されると思いましたが、「反省すべきことは反省し、次に生かそう」との言葉が。UBEの「挑戦の風土」を身にしみて感じました。また、研究コンセプトの立案から量産化まで、一連の製品開発業務を経験できたことは、その後の研究開発における確かな基盤となっています。

Column

上司の推薦を受け、MOT(Management of Technology)研修に参加しました。この研修は、新規事業を立ち上げられる技術系ビジネスリーダーの育成を目的としたものです。半年間にわたり、金曜から土曜にかけて合宿形式で行われ、夜遅くまで続く厳しいカリキュラムでした。最終日には経営トップに向けた新規テーマのプレゼンテーションがあり、メンバー全員で夜遅くまで議論を重ねながら、内容を磨き上げました。決して楽な研修ではありませんでしたが、技術を事業につなげる視点や、チームで課題に向き合う姿勢を身につけることができ、ここで得た経験は現在の仕事に確実に生きています。

9 年目

電子情報材料ビジネスユニット
営業開発グループ

営業部門へ

上司から「研究開発にはマーケティングスキルが必要だ」と勧められ、営業部門へ。営業の現場では、お客様との対話が一度きり。研究のように条件を変えて再実験することはできず、また普遍的な正解があるわけでもありません。科学者を志してきた私にとって、その環境は戸惑いと苦労の連続でした。上司からアドバイスをもらっても、何が正解なのか分からず、日々悩みながら試行錯誤を重ねていました。

理論的な最適解を導き出すより、お客様の立場に立って考え、相手が求めている答えを適切なタイミングで伝える──。その重要性を学んだ時期でした。

19 年目

基盤技術研究所
建築インフラ研究グループ
(グループリーダー)

初めての製品上市

それまで私は、ポリイミドを中心とした電子材料分野の研究開発に取り組んできましたが、当時の宇部興産は化学だけでなく建設資材(セメント)も主力事業であり、両分野をつなぐ研究開発を目的として、建築インフラ研究グループが新設されました。

私のミッションはグループリーダーとしてメンバーを率い、新製品を上市すること。インフラ用途の材料は、万が一の不具合が人命に関わるため、極めて高い信頼性が求められます。数年にわたる信頼性試験や、100ページを超えるレポート作成など、長期間の性能を保証するため大きな苦労がありました。そして入社20年目、自ら関わった製品がようやく世の中へ。じわりと滲み出てくるような、言葉にできない喜びを感じた瞬間でした。

Column

研究開発報告会でグループ会社を含む会社幹部に向けて、研究開発の成果を発表しました。UBEの研究者にとって晴れの舞台とも言える場で、コンセプト段階ながら、建設化学品ビジネスの創出について報告しました。

20 年目

研究開発本部
技術マーケティンググループ
(グループリーダー)

新生UBE。スペシャリティ化学へ

建設資材部門の分社化により、社名は宇部興産からUBEに。スペシャリティ化学への注力が決定し、研究開発部門でもスペシャリティ化を積極的に推進することとなりました。その取り組みの中で技術マーケティンググループが新設。私はグループリーダーとして他部門から集まった約20名のメンバーとともに、将来市場予測に基づく機能性材料分野の研究テーマの立案に取り組みました。

その後、研究テーマの実現に向けて宇部研究所が設立され、現在は機能材料研究グループのグループリーダーとして、情報電子分野の革新的な材料や、環境問題の解決に貢献する技術など、未来社会に役立つ研究テーマに取り組んでいます。メンバー一人ひとりの研究活動をマネジメントしながら、社会に貢献し、次世代のモノづくりにつながる仕事に携われることに、大きなやりがいを感じています。

UBERECRUITMENT